2019年5月 相談会・勉強会

2019年5月22日(水)藤沢市役所 5F 市民利用会議室1にて、午後に相談会、夜に勉強会を開催しました。

<相談会 13:30〜16:00>
今回は、高橋・島津が具体的な機器の操作方法やICTでできることをご紹介しつつ、普段から難病に関わる作業療法士さんも1名同席してくださったので、一緒にどうしたら良いかを考えました。

座る姿勢、身体の動かし方、作業療法士さんならではの視点で、相談にいらした方に寄り添って。セラピストとしてのその姿勢に感動しました。

今後もこうやってセラピストさんたちとコラボできたらいいなと思っています。

<勉強会 18:30〜20:00>
勉強会にはケアマネージャーさんや言語聴覚士さんなど、地元藤沢の仲間が来てくださいました。そして山梨からオンラインで参加してくださった方もいらっしゃいました。

始まった頃はとっても綺麗な夕焼け! でもみんな話に集中(笑)

通常業務の後にもこうして勉強しようと来てくださるみなさんは、本当にすごいなぁと、いつも思います。

みなさん初めてだったので、まずはiPadでできることを見ていただきました。 話せない方・話がしづらい方とのコミュニケーション、iPadから電気をつけたり消したり、色を変えたりする家電制御。

「アレクサ、リビングルームを紫にして」と言って、LEDライトを紫にするデモは私たちのお気に入り。なぜなら、ことばでなくても自分の気持ちを伝える手段の一つだからです。

紫は欲求不満の色(?)らしい。紫になっている部屋を見て、家族が「あれ?なんか言いたいことがあるらしいぞ」なんて話を聞きに行ってみたり。

色への意味付けは家族やヘルパーさんとするとして、色一つとってもコミュニケーションのきっかけになるところがポイント。

操作はiPadのスイッチコントロールでアプリを直接操作しても良いし、自分の声でなくAmazon Echoへ声がけする場合は、指伝話でことばをつくっておくと便利です。

無料の指伝話RTには各種スマートスピーカーを操作するためのことばセットが入っています。
スマートスピーカー、iPhone/iPadをお持ちの方は遊んでみてください。

参加してくださったみなさん、それぞれ自分が関わっている方に思いを馳せて、あれはできないかこれはできないか、あの人はきっとこれができるんじゃないか、と盛り上がりました。

今回のつながりを活かして、これから湘南エリアで新しい取り組みもできそうです。
今は話せない子どもたちの世界を広げてくれるかもしれない企画。楽しみです!

湘南コミュニケーション勉強会 島津あすか